財団概要

ホーム  »  財団概要

ご挨拶

理事長  長尾 英司  


 皆様には、平素より当財団の事業活動に格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、平成9年に臓器移植法が施行後、25年以上が経過し、昨年は全国における1年間の臓器提供が、脳死後で130名、心停止後で8名、あわせて138名の方からあり、臓器の移植は583件行われました。県内においては、1名の方から臓器提供があり、3件の臓器移植が行われました。
 また、今年にはいりましては、香川県中央病院におきまして、脳死判定された男性から臓器提供が行われ、心臓は九州で20歳代男性に、肺は片方を京都ので60歳代男性に、もう片方は東京で50歳代男性に、肝臓と片方の心臓は広島で40歳代の女性に、もう片方の腎臓はこうちで60歳代の男性にそれぞれ移植されました。
 このような中、当財団といたしましては、臓器を提供する方や、そのご家族の善意が最大限に活かされるよう、引き続き、日本臓器移植ネットワークや県内の関係医療機関の皆様と連携いたしまして、移植体制の整備の推進や臓器移植に関する知識の普及啓発を積極的に進めてまいります。
 今後とも、医療機関やライオンズクラブをはじめとする関係団体のご協力はもとより、県民の皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。

団体名 公益財団法人 香川いのちのリレー財団
代表者 理事長  長尾 英司
所在地・連絡先 香川県高松市番町四丁目1番10号
香川県庁 健康福祉部 医療政策課内

087-832-3315
設立目的 腎臓移植に関する援助を行うとともに、臓器(臓器の移植に関する法律第5条に規定する臓器をいう。ただし、眼球を除く。以下、同じ。)移植に関する関係機関との連絡調整、臓器移植に関する知識の普及啓発等を行い、もって県民の健康の増進及び福祉の向上に寄与することを目的とする。
沿革 〈平成2年4月〉  
「財団法人 香川県腎臓バンク」として設立

〈平成11年5月〉
「臓器の移植に関する法律」の成立により腎臓を含む多臓器を対象にして移植が可能になったことから、「財団法人 香川いのちのリレー財団」に名称を変更

〈平成25年4月〉  
公益法人制度改革により、平成25年3月、香川県知事の認可を受け、「公益財団法人 香川いのちのリレー財団」に名称を変更
主な事業内容 1. 腎臓移植に関する助成
 腎臓移植希望者の登録時の組織適合性検査費用の一部を助成する。

2. 臓器移植に関する関係機関との連絡調整
(1) 院内体制整備
 各医療機関内で、提供事例発生の際に院内コーディネーターが関係部署と円滑に連携が図れるよう、院内マニュアルの作成や改訂、シミュレーション、勉強会の開催を行う。より多くの医療関係者が臓器提供の意思確認を行い、ドナーや家族の意思を尊重できる体制の構築を行う。
(2) かがわよりよい臓器提供体制をみんなで構築する会議の開催
 臓器移植るす患者家族はもちろんのこと、携わる医療従事者にとってもよりよい体制が構築できるよう当該会議を年2回開催し、医療機関の双方向の連携強化を図る。
(3) 患者個票調査
 臓器提供施設からドナーとなりうる患者の医学的データの収集を行い、今後の症例発生時に適切な対応ができるよう、臓器移植ワーキンググループ会議で事例検討を行う。
(4) 臓器搬送訓練
 県内の医療機関からの臓器搬送に備えて、関係機関と連携し、時間的制約のある中で、安全で確実に搬送できるよう訓練を行う。
主な事業内容② 3. 臓器移植に関する知識の普及啓発
(1) 臓器移植普及推進月間(10月)
 主要施設のグリーンライトアップを中心に、県広報誌やラジオ番組、電子看板等による広報や、臓器提供意思表示説明用リーフレット、パンフレット、ポスター等の啓発資材を配布する。
(2) 臓器移植コーディネーターによる出張講座等の実施
 県民を対象に臓器移植コーディネーター等による出張講座等を実施する。 また、県内の警察学校や高校、看護学校等の生徒、教員を対象とした出前授業を開催し、臓器移植に関する知識の普及啓発に努める。
(3) 幅広い世代に向けた普及啓発
 幅広い世代の方々に、臓器移植に対する関心を持っていただき、ご家族や大切な方と、いのちのことや臓器移植について話すきっかけ作りとなるよう地域貢献に積極的な他団体等と連携したイベント等を活用した継続的な啓発を行う。
主な事業内容③ 4) 新規の免許取得者を対象とした普及啓発
 これから免許証を取得する教習生に、運転免許証裏面で臓器提供の意思表示ができることを知っていただき、臓器移植の意思表示に対する関心を持っていただけるよう、県内各所の自動車学校に協力依頼し、ポスター、パンフレット、意思表示説明用リーフレット等の掲出、設置などを行い、運転免許証の裏面の意思表示欄の記入促進を継続的に行う。

(5) 県庁舎での普及啓発
 年間を通して、県庁舎内にて掲示物等を用いて、職員や来庁する県民に対して啓発活動に努める。
(6) 香川県臓器移植連絡協議会の開催
 県内の臓器移植関係者(移植施設、提供施設、民間団体、県臓器移植コーディネーター等)で構成する香川県臓器移植連絡協議会を開催し、院内体制整備の充実と臓器移植の普及啓発を推進するための協議を行う。
(7) 機関誌の作成等
 財団の機関誌を作成し、賛助会員、関係各所への配布、ホームページでの掲載を行う。

4. その他この法人の目的を達成するために必要な事業
 臓器提供者の遺族への供花等を行う。
ページの先頭へ